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2026年4月27日

エコキュートのデメリットはお金?高い初期費用を回収するガス代との比較術

エコキュートに買い替える最大のデメリットは、ガス給湯器と比べて「最初に払う本体価格(初期費用)が高いこと」です。

機械の仕組みが複雑で大きなタンクが必要になるため、どうしても購入時にまとまったお金が必要になるからです。

たとえば、ガス給湯器なら15万円ほどで交換できるところ、エコキュートは工事費を含めると40万円から50万円ほどかかるケースが一般的です。

しかし、毎月の光熱費はガスよりもグッと安くなるため、長く使えば必ず元が取れます。この記事で「何年でトクをするのか」というお金の計算方法を知って、賢く買い替えの判断をしましょう。ここからは、具体的な金額の比較や、高いお金を安く抑える裏ワザをお伝えしていきます。

エコキュート最大のデメリットは「初期費用」の高さ

エコキュートへの買い替えを検討する際、誰もが一番に悩むデメリットは「最初に払うお金(初期費用)が高すぎること」です。

ガス給湯器が壊れたとき、エコキュートの見積もりを取って、その金額の高さに驚いてしまう方は少なくありません。

機械の仕組みが複雑でサイズも大きいため、どうしても購入のハードルが上がってしまいます。まずは「具体的にいくらかかるのか」という現実を確認しておきましょう。

ガス給湯器と比べて本体や工事のお金が高い

エコキュートの導入にかかるお金は、一般的なガス給湯器を新しく付け替える場合と比べて、およそ2倍から3倍ほど高くなるのが普通です。

ガス給湯器は壁に掛けるコンパクトな機械ですが、エコキュートは「ヒートポンプ」と「巨大なタンク」の2つを買わなければならないからです。

給湯器の種類 本体と工事費の合計 高くなる主な理由
ガス給湯器 10万円から20万円ほど 機械が小さく、工事も半日ほどで終わるため
エコキュート 40万円から60万円ほど 機械が2つあり、電気や配管工事が複雑になるため

最初に用意するお金だけを見るとエコキュートのほうが圧倒的に高くつきます。これが「エコキュートはやめておけ」と言われる一番の原因です。

土台を作る基礎工事などで追加費用がかかるケース

さらに注意しなければならないのは、初めてエコキュートを置く場合には「コンクリートの土台(基礎)」を作る追加費用がかかる点です。

タンクはお湯を満タンにすると、重さが400キロから500キロにもなるからです。

ただの土の上に置くと、重みで機械が傾いたり地震で倒れたりして危険です。そのため、重さに耐えられるコンクリートの土台を一から作らなければなりません。

この「基礎工事」には、2万円から4万円ほどの追加料金がかかります。

また、古い給湯器を取り外して捨てる費用や、専用の電気の線を引く工事費なども重なるため、見積もりをしっかり見て把握する姿勢が欠かせません。

初期費用が高くてもエコキュートはお得?毎月の光熱費を比較

最初にお金がかかるというデメリットを知ると不安になりますが、それでもエコキュートはお得な機械だと断言できます

機械を買うときの「初期費用」は高くても、毎月支払い続ける「光熱費」がガス給湯器よりも圧倒的に安くなるからです。

車に例えるなら、最初に買うときは高いけれどガソリン代がほとんどかからないエコカーのようなものと言えます。実際に毎月の支払いがどれくらい安くなるのかを見ていきましょう。

ガス代と電気代の差額で毎月どれくらい安くなるか

エコキュートでお湯を沸かす電気代は、ガス給湯器のガス代と比べて、毎月およそ3000円から5000円ほど安くなるケースがほとんどです。

空気の熱を利用して少ないエネルギーでお湯を作るという、エコキュートならではの仕組みがあるからです。

たとえば、4人家族のご家庭の場合、都市ガスだと1ヶ月に約5000円から7000円ほどのガス代がお湯づくりに消えていきます。プロパンガスであれば、8000円以上かかるご家庭も珍しくありません。

一方、エコキュートの場合は、1ヶ月の電気代はわずか1500円から2500円ほどで収まります。毎月これだけの差額が積み重なるため、長年使い続ければ「最初に高く払ったお金」を取り返せる計算になります。

夜の安い電気料金プランが節約の大きなカギ

エコキュートの光熱費がここまで安くなるのは、電力会社が用意している「深夜の電気代が安くなるプラン」を上手に活用しているからです。

みんなが寝静まって電気を使わない夜中(午後11時から翌朝7時など)は、昼間と比べて電気の単価が安く設定されているからです。

エコキュートは、この一番電気代が安い時間帯を狙って自動で動き出し、大きなタンクに一日分のお湯を作って貯め込んでおきます。電気代が高い昼間にお湯を沸かさない賢い働きをしてくれるため、毎月の支払いがぐんと下がります。

買い替えるときは、必ずこの「夜間がお得になる料金プラン」へ変更する手続きをセットで行いましょう。

何年で元が取れる?エコキュートの費用回収シミュレーション

高い初期費用を払ってエコキュートにしても、だいたい「5年から8年ほど」使い続ければ、ガス給湯器との差額の元が取れる計算になります。

毎月支払う光熱費が数千円安くなるため、その「浮いたお金」が積み重なっていくからです。

たとえば、最初に払うお金が「30万円」高かったと仮定します。毎月の光熱費が5000円安くなれば、1年間で6万円の節約になります。これを5年間続けると「6万円×5年=30万円」となり、ここでちょうどプラスマイナスゼロに追いつくわけです。この計算方法を知っておけば、納得して選べます。

家族の人数や使い方で変わる回収期間の目安

元が取れるまでの年数は、家族の人数が多く、毎日たくさんのお湯を使うご家庭ほど早くなります

お湯を使えば使うほど、ガス代と電気代の「差額」が大きく開いて、毎月の節約額が増えていくからです。目安として、どのような環境だと何年で元が取れるのかを表にまとめました。

ご家庭の状況 光熱費の節約額(月額) 元が取れる目安
プロパンガスを使う4人家族 約6000円から8000円安くなる 約3年から4年
都市ガスを使う4人家族 約4000円から5000円安くなる 約5年から6年
都市ガスを使う2人家族 約2000円から3000円安くなる 約8年から10年

とくに、料金が高いプロパンガスを使っているご家庭が乗り換えた場合、劇的に光熱費が下がるため、驚くほど早く元が取れるケースがよく見られます。

10年以上使い続ければトータルでプラスになる理由

エコキュートの寿命はおよそ10年から15年と言われているため、壊れるまで使い切れば、元が取れるどころかトータルで数十万円のプラスになります。

差額を回収し終わったあとの数年間は、毎月安くなった光熱費がそのまま「純粋な貯金」として家計に残るからです。

たとえば、6年目で初期費用の差額を取り戻したとします。その後の4年間(10年目まで)も毎月5000円の節約が続けば、「5000円×12ヶ月×4年=24万円」も家計が浮く計算になります。

つまり、エコキュートは「長く使えば使うほどお金が増える優秀な貯金箱」のような役割を果たしてくれます。

高すぎる初期費用を安く抑える!知っておきたい3つのコツ

長く使えばトクをするとわかっていても、最初に払う40万円から50万円という金額は大きな負担です。しかし、買い方を少し工夫するだけで、この高すぎる初期費用をぐんと安く抑えられます

言い値のまま買ってしまうと損をする業界だからこそ、賢い消費者の目線を持つことが大切です。支払いを減らすために知っておきたい3つのコツを紹介します。

国や自治体の補助金制度を賢く利用する

一番効果的でお金が浮く方法は、国や住んでいる市区町村が用意している「補助金」の制度を利用することです。

エコキュートは地球の環境に優しい省エネの機械なので、国が普及させたいと考えてお金を出して応援してくれるからです。

キャンペーンのタイミングに合えば、新しく設置するだけで数万円から十万円以上のお金が戻ってくるケースがあります。さらに、市区町村独自の補助金と組み合わせれば、驚くほど安く買える場合も珍しくありません。

補助金には「予算の上限」と「期限」があるため、買う前に必ず役所のホームページを見るか、販売店に直接聞いてみましょう。

複数のお店で見積もりを取って値段を比べる

絶対にやってはいけないのは、最初に見に行った1社だけですぐに契約を決めてしまうことです。

どこで買うかによって本体の割引率や工事費がまったく違うからです。

A店では「全部込みで55万円」と言われた機械が、B店では「全部込みで40万円」で売られているといった大きな差が平気で生まれます。そのため、必ず3社くらいから同じ条件で「見積もり」を出してもらいましょう。

これを「相見積もり」と呼びます。複数の値段を比べるだけで、一番安くて安心できるお店を見つけ出せます。

家族の人数に合った適切なサイズのタンクを選ぶ

初期費用を無駄に上げないためには、大きすぎない「家族の人数にピッタリ合ったサイズのタンク」を選ぶことが重要です。

お湯を貯めるタンクは、サイズが大きくなるほど本体の値段が高く跳ね上がるからです。お湯が足りなくなったら困ると心配して、無駄に大きなものを買ってしまう失敗がよく起こります。

  • 2人から3人家族なら:「300リットル」の小さめサイズ
  • 3人から4人家族なら:「370リットル」の標準サイズ
  • 5人以上の大家族なら:「460リットル」以上の大容量サイズ

人数に合わない巨大なタンクを買ってしまうと、本体価格が高くなるだけでなく、余分なお湯を沸かし続けるため電気代まで高くなってしまいます。

エコキュートのお金に関する「よくある失敗」と対策

せっかく安く買えても、使い方が間違っていると結局お金がかかってしまうという失敗がよく起こります。

エコキュートは「電気代が安い夜間にお湯を作る」というルールで動いているため、これを無視した使い方をすると大きく損をするからです。

よくある失敗パターンとその対策を事前に知っておけば、毎月の節約効果を最大限に引き出せます。

昼間にお湯を沸かしすぎて電気代が高くなる

一番多い失敗は、お湯を使いすぎてしまい、電気代が高い「昼間」に何度も沸き増しをしてしまうことです。

昼間の電気代は夜の2倍以上高く設定されているプランが多いため、昼間にヒートポンプを動かすと一気に光熱費が跳ね上がるからです。

日中にお風呂のシャワーを何回も使ったり、お湯でたくさん洗濯をしたりすると、タンクが空っぽになります。すると機械は高い電気を使って慌ててお湯を作り始めてしまいます。

これを防ぐには、来客があってお湯をたくさん使う日だけ事前に「多めに沸かす」設定にするか、普段からお湯を出しっぱなしにしない節約の意識を持つのが効果的です。

修理代の不安は「長期保証」に入ってなくす

もうひとつの失敗は、機械が壊れたときの「高い修理代」を払えず、長期間お湯が使えなくなってしまうケースです。

複雑な精密機械なので、万が一故障すると数万円から十万円以上の修理費用が突然かかってしまうからです。

この金銭的なリスクをなくすには、機械を買うときに「10年間の長期保証」などの有料オプションに入っておくのが一番確実な方法と言えます。最初に1万円から3万円ほどの保証料を払っておけば、もし壊れても修理代が無料になるため安心して使い続けられます。

長く使うからこそ、いざという時の出費に備えておくのが賢いお金の使い方になります。

まとめ:エコキュートはお金の仕組みを知ればデメリットをカバーできる

エコキュート最大のデメリットである「高い初期費用」も、毎月の光熱費が安くなる仕組みを知っていれば、決して損な買い物ではないと安心できたはずです。

ガス給湯器と比べて最初に数十万円の差額を払ったとしても、夜の安い電気を上手に使えば、5年から8年ほどでその差額を取り返せます。国や自治体の補助金を活用したり、複数のお店で見積もりを取ったりすれば、買うときの負担をぐんと減らせます。

使い始めてからも、昼間にお湯を沸かしすぎないように気をつけ、万が一の故障には長期保証で備えておけば、予想外の出費に悩まされる心配もありません。

目先の値段だけで諦めず、10年後のトータルの出費を見据えて、家計に優しいエコキュートへの買い替えを前向きに検討してみてください。

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