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2026年3月30日

エコキュートと電気温水器の違いは?費用と電気代を比べて選ぶコツ

エコキュートと電気温水器のどちらにするか迷ったら、「最初に払うお金」と「そのあとに払う電気代」のバランスを考えて決めるのが一番です。なぜなら、機械を買うときの値段と、使い始めてから毎月かかるお金が全然ちがうからです。

たとえば、機械を安く買いたいなら電気温水器が向いていますが、毎月の支払いを楽にしたいならエコキュートのほうが助かります。自分の家の貯金や、これから何年そのおうちに住むかを考えて選んでみてください。この記事では、それぞれのちがいをわかりやすく比べて、どっちを選べばいいか解説します。

エコキュートと電気温水器の違いをパッと確認しよう

エコキュートと電気温水器は、どちらも電気の力でお湯をわかす機械ですが、中身は全く別物と言えます。

なぜなら、お湯を作るための「仕組み」が根本からちがうので、かかるお金や設置の仕方も変わってくるからです。

まずは、2つの大きなちがいを下の表で比べてみましょう。

比べるポイント エコキュート 電気温水器
お湯を作る仕組み 空気の熱と電気を組み合わせて使う 電気の熱だけでわかす
買うときの値段 35万円 〜 55万円(高め) 20万円 〜 35万円(安め)
毎月の電気代 2,000円くらい(とても安い) 6,000円くらい(高め)
外に置く機械の数 タンクと室外機の2つ タンクだけの1つ
使えるお湯の勢い 水道より少し弱い(パワフルなタイプもある) 水道より少し弱い

ここからは、このちがいについて、さらにくわしく説明します。

お湯を作る仕組みの違い

エコキュートと電気温水器は、お湯をわかす方法が全然ちがいます。

電気温水器はお湯をわかすために「電気」をたくさん使いますが、エコキュートは「空気の熱」を借りて効率よくお湯を作れるからです。

たとえば、電気温水器は「大きな電気ポット」のようなものです。魔法瓶のような大きなタンクの中にヒーターが入っていて、電気をたくさん使って熱くしてお湯をわかします。

それに対してエコキュートは、エアコンの暖房と同じ「ヒートポンプ」という仕組みを使っています。外の空気から熱を集めて、それをぎゅっと圧縮して高い温度にするのです。

「電気の力だけでわかす」のが電気温水器で、「空気の熱を上手に使う」のがエコキュートだと覚えておきましょう。

買うときのお金と毎月の電気代を比べる

2つの機械では、買うときに払うお金と、使い始めてから払う電気代が大きくちがいます。

高機能な仕組みを持つエコキュートは機械そのものの値段が高いですが、効率よくお湯を作れるので、結果的に電気代は安くなるからです。

たとえば、機械を買うときの値段だけを比べると、エコキュートのほうが10万円から20万円ほど高くなります。しかし、毎月の電気代を見てみると、エコキュートは電気温水器の3分の1くらいですみます。

「最初にたくさん払って、あとでお金を浮かせる」のがエコキュートで、「最初は安くすませて、あとでお金をコツコツ払う」のが電気温水器だと言えます。

エコキュートを選ぶメリットと気をつけておきたい点

最近では、電気温水器からエコキュートに買い替えるおうちがとても増えています。

それだけ、エコキュートには家計を助けてくれる良いところがたくさんあるからです。

エコキュートのメリットと注意点を詳しく見ていきましょう。

毎月の電気代を安くおさえられる

エコキュートの一番のメリットは、なんといっても毎月の電気代をぐんと安くできることです。

空気の熱という、タダで手に入るエネルギーを味方につけるので、電気温水器に比べて少ない電気でお湯を作れるからです。

たとえば、4人家族のおうちで電気温水器を使っていると、お湯をわかす電気代だけで月に6,000円以上かかることがあります。でも、エコキュートなら、それを2,000円くらいまで減らせる可能性があります。

1ヶ月で4,000円も浮けば、1年で約5万円、10年では約50万円も得をする計算になります。これだけあれば、家族旅行に行けそうですよね。

「長く使えば使うほど、電気代の安さでお得になる」のが、エコキュートの最大の魅力です。

国からのお手伝い(補助金)がもらえる場合がある

エコキュートを選ぶと、国や住んでいる町からお金のサポート(補助金)をもらえる場合があります。

地球の環境を守るために、電気をあまり使わないエコキュートを広めようと、国が応援してくれているからです。

たとえば、条件に当てはまれば、取り付けたあとに数万円から10万円くらいのお金が戻ってくる制度があります。最初に払う機械の値段が電気温水器より高くても、この補助金を使えば差を小さくする結果につながります。

買う前に「今は補助金があるかな?」とインターネットで調べたり、お店の人に聞いたりして、賢くお得に手に入れましょう。

外に機械を置くための広い場所がいる

エコキュートを選ぶときに必ず確認してほしいのが、機械を置くための場所です。
お湯をためる大きなタンクのほかに、空気の熱を集めるための「室外機(ヒートポンプ)」というもう一つの機械が必要になるからです。
たとえば、エアコンの外にある機械を見たことがあると思います。あのような機械を、大きなタンクの横に並べて置かなければなりません。そのため、電気温水器1つだけを置いていた場所に、2つ並べて置けるかどうかを確かめる必要があります。

「おうちの周りに、機械を2つ置けるスペースがあるか」を、工事をお願いするプロの人に下見で見てもらいましょう。

電気温水器を選ぶメリットと気をつけておきたい点

エコキュートが人気ですが、あえて「電気温水器」を選ぶのが正解というおうちもあります。

なぜなら、機械そのものの作りがとてもシンプルで、使い勝手の良さや「初期費用の安さ」が魅力だからです。

電気温水器の良いところと、注意が必要なポイントをまとめました。

最初に買うときのお金を安くできる

電気温水器の一番のメリットは、機械を買うときや取り付けるときのお金が安くすむことです。

エコキュートに比べて機械の中身がシンプルで、部品の数も少ないからです。

たとえば、壊れてしまった電気温水器を新しい電気温水器に入れ替えるだけなら、工事代を含めて20万円から30万円くらいですむケースが多いです。エコキュートにするよりも15万円以上も安くすむことがあります。

急な故障でお湯が出なくなってしまったとき、「今は大きな出費をおさえたい」と考えている人にとっては、電気温水器はとても心強い選択肢になります。

機械の作りがシンプルで壊れにくい

電気温水器は、エコキュートに比べて機械のトラブルが起きにくいという特徴があります。

エコキュートのように空気を圧縮する難しい機械(コンプレッサー)や、熱を運ぶための特別なガス(冷媒)を使っていないからです。

たとえば、電気温水器の仕組みは「大きな電気ポット」とほぼ同じです。中にあるヒーターでお湯を温めるだけという単純な仕組みなので、15年以上も元気に使い続けられるおうちも珍しくありません。エコキュートは高機能な分、10年をすぎると室外機の細かい部品の修理が必要になることがありますが、電気温水器はその心配が少ないのです。

「とにかく丈夫で、できるだけ長く修理なしで使いたい」という人には、電気温水器が向いています。

お湯をわかすときの電気代が高くなりやすい

電気温水器を選ぶときに一番気をつけてほしいのが、毎月の電気代です。

使った電気の量だけを熱に変える仕組みなので、空気の熱を借りるエコキュートに比べると、どうしても電気をたくさん使ってしまうからです。

たとえば、同じ量のお湯をわかすのに、電気温水器はエコキュートの約3倍もの電気を必要とします。電気代が高い時期になると、お湯をわかすだけで月に1万円近くかかってしまうおうちもあり、家計に大きな負担がかかる可能性があります。

「最初に払うお金は安いけれど、使い続けるとその分のお金がかかる」という特徴をしっかり理解して選ぶことが大切です。

どっちが自分のおうちに合う?選ぶための判断ポイント

エコキュートと電気温水器、どちらにするか決めるのは難しいですよね。

損をしないためには、「自分のおうちのこれからの生活予定」に合わせて選ぶのが一番の近道です。

どちらが合うかを見極めるための、2つの大事なポイントを説明します。

あと何年そのおうちに住む予定か

買い替えを考えるときは、今の家にあと何年住み続けるかを想像してみてください。

なぜなら、エコキュートは電気代の安さで、電気温水器との差額の「元を取る」までに、だいたい8年から10年くらいかかるからです。

たとえば、あと3年で引っ越す予定があるなら、高いエコキュートを買うよりも、安い電気温水器をつけたほうがトータルで払うお金は少なくなります。反対に、「これから15年はここに住むぞ!」という場合は、エコキュートを選んだほうが、15年後には何十万円もお得になります。

「10年以上住み続けるかどうか」を一つの目安にして考えてみましょう。

お湯をたくさん使う家族がいるか

家族の人数や、毎日どれくらいお湯を使うかも大きな判断ポイントになります。

お湯をたくさん使うおうちは、エコキュートにしたときの「電気代を安くするパワー」がとても大きくなるからです。

たとえば、家族が5人いて毎日みんなでお風呂に入り、シャワーもたくさん使うおうちなら、電気温水器からエコキュートに変えるだけで月に5,000円くらい電気代が浮くこともあります。これなら、数年で元が取れます。

でも、1人暮らしでお湯をあまり使わないなら、電気代の差は月に1,000円くらいかもしれません。

「お湯をたくさん使う家族がいるならエコキュート」、「お湯をあまり使わないなら電気温水器」と考えると、自分に合った方が見えてきます。

エコキュートと電気温水器の寿命と買い替えのタイミング

どちらの機械を選んでも、いつかは寿命がやってきます。

機械が完全に壊れてからあわてて買い換えるよりも、寿命を知って準備をしておくのが、一番お金をかけずに済む方法です。

寿命の目安はどちらも10年から15年

エコキュートも電気温水器も、だいたい10年から15年くらいで寿命をむかえることが多いです。

毎日お湯をわかすために熱を持ったり、水のミネラルが部品にたまったりすることで、少しずつ部品が弱くなっていくからです。

たとえば、10年をすぎると、お湯の温度が上がらなくなったり、機械から変な音がしたりするようになります。こうしたサインが出始めたら、いつ壊れてもおかしくないと考えましょう。

機械の横に貼ってあるシールを見て、「作られた年」を確認してみてください。もし10年以上たっていたら、そろそろ買い替えの準備を始める時期です。

完全に壊れる前に準備をしよう

お湯が出なくなってからあわててお店に行くと、損をしてしまうことがよくあります。

急いでお湯が出るようにしたいために、他の会社と値段を比べる時間もなく、言い値で高い契約をしてしまいがちだからです。

たとえば、冬の寒い日にお湯が出なくなると、お風呂に行けなくて本当に困りますよね。そんなときは「高くてもいいから今日中に直して!」と言いたくなりますが、そこが落とし穴です。

まだお湯が出ているうちに、いくつかのお店に「いくらで変えられますか?」と聞いておくことで、一番安い値段で賢く買い替える結果につながります。

まとめ:エコキュートと電気温水器の違いを知って自分に合う方をえらぼう

エコキュートと電気温水器のちがいや、選び方のポイントを説明してきました。

どちらも一長一短(いいところと、そうでないところ)があるため、自分のおうちの生活に合わせることが大切です。

最後にもう一度、この記事で伝えたかったことを4つの箇条書きでまとめます。

  • エコキュートは電気代が3分の1と安いが、買うときのお金が高め
  • 電気温水器は買うときのお金が安く壊れにくいが、電気代は高め
  • 10年以上長く住む予定があるなら、電気代が安いエコキュートがお得
  • 自分の家の家族の人数や、機械を置くスペースを確認して選ぶ

どちらにするか決まったら、次は信頼できるお店探しです。

「どっちにしようかまだ迷っている」という場合でも、工事のプロのお店に相談すれば、自分のおうちにぴったりの方をアドバイスしてくれます。

まずは、インターネットで近くの工事会社のホームページを見たり、見積もりをお願いしたりすることから始めてみましょう。

正しいちがいを知って選べば、これから先、何十年も安心してお湯が使える快適な毎日が待っています。

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