京都府は1日の最高気温と最低気温の差が激しく、夏と冬の気温差が大きくなりやすい地域です。気温差が激しい地域では、結果としてエコキュートの年間ランニングコストが抑えられる可能性があるため、設置を検討してみましょう。
そこで今回は、京都府でエコキュートを購入するおすすめの店舗や、エコキュートを選ぶ時のポイントなどを解説します。京都府でエコキュートを購入したいと考えている方は、最後までご覧ください。
京都府とは?
京都府とは、日本列島のほぼ中央に位置しており、近畿地方に属している府です。金閣寺や銀閣寺を始めとした17のユネスコ世界遺産を有しており、世界的にも有名な観光地として知られています。
面積は4,612㎢で、北から南に長く伸びた形をしており、北は日本海に面し、中央部は山地が多く、南に平野が広がっています。
南北で地形が異なるため、京都府では水稲や特殊な野菜、果樹栽培など多彩な農業が展開されていることも大きな特徴です。
一方で、京都府は内陸性盆地気候のため、寒暖差が激しい地域となっています。
京都府の気候
京都府は北に日本海に面した丹後半島があり、中央は標高が1,000m未満の丹波高地が続き、南に京都盆地が広がっています。中央に丹波山地があるため、人口が最も多い南部は太平洋気候、北部は日本海気候の特性があります。
加えて、北部の福知山盆地から丹後山地一帯や、南部の亀岡盆地から南山城山間部は内陸性の気候が見られるため、1日の最高気温と最低気温の差や、夏や冬の気温差が大きくなる可能性が高いです。
特に、京都市は盆地地形となっているため冬は底冷えと呼ばれるほど冷え込むことが多く、12月~3月にかけての1日の平均気温は6℃で、0℃を下回る日もあります。
エコキュートは電気と空気の熱を利用してお湯を沸かす給湯器のため、外気温が低くなるほどエネルギー消費量が増えていくため、京都府で使用する際には寒さによる給湯効率の低下や凍結などに注意しましょう。
京都府でエコキュートを使用する場合のランニングコスト
次の表は京都府でエコキュートを使用する場合のランニングコストをまとめたものです。
京都市(府南部) | 宮津市(府北部) | |
---|---|---|
1月 | 4,520円 | 4,218円 |
2月 | 3,957円 | 4,152円 |
3月 | 3,113円 | 4,279円 |
4月 | 2,464円 | 2,955円 |
5月 | 2,070円 | 2,728円 |
6月 | 1,696円 | 2,303円 |
7月 | 1,146円 | 1,514円 |
8月 | 839円 | 1,281円 |
9月 | 1,321円 | 1,641円 |
10月 | 1,979円 | 2,238円 |
11月 | 2,351円 | 2,532円 |
12月 | 3,853円 | 2,817円 |
年間 | 29,309円 | 32,658円 |
上記は三菱エコキュート「SRT-P466UB」を4人家族で使用した場合のシミュレーション結果です。実際のお湯を沸かすランニングコストは給湯器の性能や電気会社の料金メニューなどによって異なります。
同じ4人家族でシミュレーションした場合、ガス給湯器の年間ランニングコストは約9万円前後に対して、エコキュートは北部の宮津市で年間32,658円、南部の京都市で年間29,309円です。
京都府は冬の寒さが厳しい地域ではありますが、夏の暑さも厳しい傾向があります。エコキュートは空気の熱を利用する給湯器のため、外気温が高いほどお湯を沸かすエネルギーは少ないです。
京都市の場合、盆地の地形に加えて都市型気候の特徴もあり、7月~9月にかけての平均気温が例年29℃前後と非常に高く、結果として夏の間はエコキュートのランニングコストが大幅に抑えられています。
そのため、冬場の寒さでランニングコストが高くなっても、夏場に大幅な節約が期待できるため、1年を通じたお湯を沸かすためのランニングコストが低い地域です。
京都府でエコキュートを選ぶときのポイント
京都府でエコキュートを選ぶときのポイントは以下のとおりです。
- 販売価格
- サイズ
- メーカーや機能
上記を順番に解説します。
販売価格
エコキュートは他の給湯器に比べると高額な傾向があります。
例えば、ガス給湯器の工事費こみの相場が15万円~25万円に対して、エコキュートの工事費込みの初期費用は40万円~70万円程度になります。
一般的に、お湯を手動で沸かす給湯専用タイプは搭載している機能が少ないためエコキュートのなかでは安価な傾向があり、ボタン1つでお湯はりから保温までを自動で行うフルオートタイプは高額な傾向があります。
特に、便利な機能が多数搭載しているメーカーのハイエンドモデルでは、70万円を超える機種も少なくありません。
一方で、販売業者によって同じ機種の販売価格が異なります。
エコキュートはメーカー小売希望価格が設定されていますが、実際の販売価格は店舗によって異なり、次の表のような傾向が多いです。
価格の傾向 | |
---|---|
給湯器の専門業者 | 抑えられている |
ECサイト | 格安 |
家電量販店 | 割高 |
街の電気屋さん | 割高 |
価格だけを比較したらAmazonや楽天市場のようなECサイトが安いですが、商品の在庫が無くて購入できない、工事費は別途請求されて高くついたなどのトラブルが報告されています。
給湯器の専門業者は独自の仕入れルートを持っていることが多く、メーカー正規品を低価格で購入できる可能性が高いです。
そのため、京都府でエコキュートを購入したいと考えている方は、給湯器の専門業者の販売価格を比較してみましょう。
サイズ
エコキュートはお湯を沸かすためのヒートポンプユニットと、沸かしたお湯を溜めておく貯湯タンクユニット、湯温や湯量をコントロールするリモコンユニットに分かれています。
リモコンユニットは室内に設置しますが、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットは室外に設置する機器です。
ヒートポンプユニットはエアコンの室外機のようなデザインをしており、貯湯タンクユニットは一般的なサイズである460Lでも人の背丈を超える大きさとなっています。
京都府は場所によりますが、住宅の敷地面積が狭い傾向があり、特に京都市内の住宅用地は20坪~30坪が一般的で、いわゆる狭小地が多いです。
エコキュートは貯湯タンクユニットやヒートポンプユニットが故障したときの修理スペースを確保する必要があるため、ある程度の広さがないと設置できません。
メーカーや機種によっては狭小スペースに設置できる薄型や低背モデルなどがあるため、実地検査をしてもらって相応しいサイズの商品を決めると良いです。
ただし、ECサイトで購入する場合は実地検査を行わないことがあります。家電量販店や街の電気屋さんは実地検査を行いますが、扱っているメーカーや機種の数が少ないため、提示される選択肢が少ない、あるいは適切なサイズが見つからない可能性があります。
給湯器の専門業者は主要なメーカーの最新モデルを扱っている傾向があるため、敷地が狭くてもエコキュートを設置できる可能性は高いです。そのため、京都府でエコキュートを設置したいなら、まずは給湯器の専門業者に相談してみましょう。
メーカーや機能
エコキュートの主要なメーカーは以下のとおりです。
- 三菱
- パナソニック
- ダイキン
- コロナ
- 日立
基本的な仕組みは同じですが、メーカーによって搭載できる機能が異なります。
例えば、泡が弾ける衝撃で肌の奥深くまで汚れを洗い流し、温浴効果の上昇を期待できる「マイクロバブル」を記事執筆時点で搭載できるエコキュートメーカーは三菱、ダイキン、日立の3社のみです。
ほかのメーカーでは「マイクロバブル」を利用することはできません。
メーカーごとに機能や性能に違いがあるため、エコキュートを購入する際にはある程度の専門知識が必要になります。
ECサイトではエコキュートに関する知識が不足している場合があり、家庭に合った機種を購入することは難しいです。
家電量販店や街の電気屋さんは専門知識を持ったスタッフが対応しますが、購入できる機種が限られているため、選択肢が少ない点がデメリットになります。
給湯器の専門業者はエコキュートに関する知識が豊富なスタッフが対応するケースが多く、選べる機種も豊富なため満足のいくエコキュートを選べると覚えておきましょう。
エコキュートを買い替えるなら給湯器の専門業者である「sky-ecoキュート」がおすすめ
エコキュートは販売価格が高く、サイズによっては設置できず、メーカーによって機能が異なるため専門的な知識が必要になる給湯器です。
給湯器の専門業者から購入するのが一番安心できる方法ですが、業者によっては実地検査を一切行わない、適当な見積もりを出すなどのケースがあり、トラブルに発展する恐れもあります。
そのため、エコキュートを購入する際は比較検討して信頼できる専門業者を探すことをおすすめします。
「sky-ecoキュート」では仲介業者を減らした独自の仕入れルートにより、メーカー正規品を低価格で販売しています。工事専門の自社施工により、豊富な設置実績もあります。アフターフォローも充実しているので、是非ご相談下さい。
エコキュートを設置する手順
エコキュートを設置する手順は以下のとおりです。
- 1. 実地検査(必要に応じて行う)
- 2. 商品の選定
- 3. 見積もり額の提示
- 4. 契約
- 5. エコキュートの運搬
- 6. 古い給湯器の撤去
- 7. 基礎工事
- 8. 配管接続工事
- 9. 電気工事
- 10. リモコン工事
- 11. 試運転
- 12. 電力会社への申請
概ね、設置工事自体は1日で完了します。
しかし、設置スペースに合った機種や、お客さまが求めている機能を持った機種の在庫がない場合は取り寄せる必要があり、ある程度の時間がかかります。
また、冬場になると給湯器は故障しやすくなり、修理依頼や買い替えの相談が増加する可能性が高いです。
京都府に住んでいて給湯器の買い替えを考えている方は、本格的に寒くなる前に相談してみましょう。
まとめ
以上が、京都府でエコキュートを購入するおすすめの方法の解説です。京都府は冬になると平均気温が大きく下がりますが、夏の平均気温も大きく上がるため、結果として年間ランニングコストが抑えやすい地域になります。
ガス給湯器からエコキュートに買い替えることで、年間6万円前後の節約効果を得られる可能性があるため、支出を節約したい方はエコキュートを専門的に販売している業者に相談してみましょう。
「sky-ecoキュート」は豊富な知識や技術を身に付けたスタッフが対応しており、独自ルートで仕入れることでメーカー正規品のエコキュートを低価格で販売しています。京都府でエコキュートを購入したいと考えている方は、ぜひご相談ください。