エコキュート激安専門店「sky-ecoキュート」TOP > お役立ち情報一覧 > エコキュートに井戸水は使えない? 使用制限の理由と対応可能なケースを解説!
2024年12月26日

エコキュートに井戸水は使えない? 使用制限の理由と対応可能なケースを解説!

エコキュートに井戸水は使えない? 使用制限の理由と対応可能なケースを解説!

特に近世までの日本は世界史上でも、高度な循環型社会を実現してきたことが知られています。

江戸時代には紙くずやろうそくの燃え残り、金属製品や屎尿などがリサイクルされ、エネルギーのロスを少なくする工夫がなされていました。

また、江戸の街には地下に埋設された木製の樋を通って上水道が整備されており、各所に設けられた井戸から水を汲み上げることができました。

このような循環型社会はしばしば現代の私たちにとっても立ち返るべきモデルケースと位置付けられ、特に環境保全の側面から省エネルギーへの強い意識付けと取り組みが必要となっています。

家庭生活においても日々の省エネは必須のもので、もっともエネルギーを消費するといわれる給湯関連の問題に対応するため電気で稼働する「エコキュート」などの高効率給湯器の普及が進んでいます。

現代でも地下水を利用する井戸が現役で使われているケースが見受けられますが、エコキュートではこうした井戸水の使用には制限が設けられている場合があります。

本記事ではエコキュートで井戸水を用いる場合について、なぜ使用に制限があるのか、使う際にはどのような条件があるのかを解説します。

tel:0120-946-916
  • メールで無料お見積り

エコキュートの仕組みとは?

まずはエコキュートとはどのような特徴を持つ高効率給湯器であるのかについて見ておきましょう。

エコキュートは電気によって稼働する給湯器であることを先に述べましたが、石油や天然ガスなどを燃焼させた熱でお湯を沸かす給湯器とは異なる仕組みで動いています。

また、電気をエネルギー源にするとはいっても、電熱で直接水を加熱する電気給湯器のような機構を指しているわけではありません。

エコキュートは「ヒートポンプ」と呼ばれる熱交換装置を備えており、この作用によって空気中から集めた熱を用いて水を温めています。

ヒートポンプは、「空気中の熱を集め」たうえで、「その温度を高める」機能を有しており、この特性によって少ないエネルギーでお湯を得ることを実現しているのです。

ヒートポンプ内部には熱を収集・運搬するための「冷媒」と呼ばれる気体が循環しており、かつてエアコンの室外機や冷蔵庫に使われていたフロンではなく二酸化炭素が使用されています。

この冷媒(二酸化炭素)が空気中の熱を集め、暖まった状態で圧縮すると温度が上昇します。これは気体の持つ性質を利用したもので、やがて水を60℃程度の温度に高めるほどの熱量を得ることを可能としています。

気体は反対に開放することによって温度を下げるため、水に熱を移した後の冷媒は開放で冷たくなり、再び空気中の熱を収集しつつ循環することを繰り返します。

さらにエコキュートには「貯湯タンク」が設けられていることも大きな特徴です。

ヒートポンプユニットの作用によって得たお湯を貯めておくタンクで、使用量によっていくつかのタンク容量がラインナップされています。

比較的電気料金の安い夜間に稼働させることがエコキュートの設計思想で、そうして得たお湯をタンクにためておいて日中に使用するというのが基本的な運用です。

お湯はお風呂やキッチン、洗面所など各所で必要な温度になるよう水で割って供給される仕組みで、一日に使えるお湯の量は貯湯タンクいっぱいの分を上回ることが一般的です。

タンクにお湯をためておくことから万が一災害などで断水した場合もしばらくは使用が可能で、冷めた後でも水のストックとなる点もメリットです。

このような特徴や性質から、エコキュートは省エネ性能と災害時の強さを両立した給湯器であるといえるでしょう。

エコキュートで井戸水の使用制限があるのはなぜ?

環境にも家計にもさまざまなメリットのあるエコキュートですが、当然ながら多くの場合は水道水の利用を前提としています。

しかし先にも述べたように現在でも井戸水を現役で使用している世帯が一定数存在し、井戸からの水源でもエコキュートを利用したいというニーズも少なくありません。

一方ではエコキュートでは井戸水の使用に制限を設けているケースもあり、状況によってはエコキュートを利用できないこともあり得ます。

では、このような現象はどういった理由で起こるのでしょうか。

結論からいうと、井戸水の持つ「地下水」という性質に由来する部分が大きいといえます。

それというのも、水道水とは異なり井戸水はカルシウムなど多くのミネラルを含んでいるという特徴があります。飲料水としてはこのようなミネラル分が美味しさの理由でもあるのですが、エコキュートの内部でこうした成分が結晶して成長すると、目詰まりや故障の直接的な原因となってしまいます。

また井戸水のなかには硫酸イオンを多く含む水質のものもあり、これはヒートポンプに多用されている銅管を腐食させる大敵です。

したがって井戸水に含まれる成分がエコキュートの機構にダメージを与え、通常よりも耐用年数が大幅に低下する可能性への懸念から「井戸水使用禁止」が一般的な措置となっているのです。

エコキュートで井戸水を使用できる条件とは?

しかしながら、井戸水であってもエコキュートで使用できるケースもあります。

その条件とはシンプルで、「エコキュートの稼働に問題のない水質」であることです。

つまり故障の原因となるミネラル分などを多く含まない水質の井戸水であれば使用には問題なく、そうした証明ができればエコキュートでも用いることが可能となります。

そのためには水質検査が必要で、これはエコキュートのメーカーでも有料で独自調査に対応するケースがあります。

エコキュート設置を希望する世帯が井戸水を使用している場合には自然と水質検査が必要となりますが、この結果によっては問題なく利用することができるようになるでしょう。

井戸水対応エコキュートで設置が必要な機構とは?

それでは実際に井戸水を用いてエコキュートを設置する場合、どのような追加措置が必要となるのでしょうか。

周知のとおり井戸水とは地下水を汲み上げて使用するもので、通常の上水道とは経路が異なります。

特に水質や水圧などの問題には配慮が必要で、そのための特徴的な機構を追加することが必要です。

以下に井戸水対応のエコキュートで追加の設置が必要な機構の代表例を3つ見てみましょう。

砂こし器

砂こし器とは文字どおり水に含まれる砂を漉し取るフィルターのことで、不純物がエコキュートの内部機構に侵入しないようガードする役割を果たすものです。

井戸水は天然の地下水をそのまま利用することが多く、土壌を通ってきた際に砂なども一緒に汲み上げてしまうケースが少なくありません。

ろ過しながら使うこともあれば汲み置いて砂などを沈殿させてから用いるともあり、いずれにせよ水道水と違って砂が混じることを想定する必要があります。

特に大雨の後などは水質や不純物の含有量に影響が出るため、井戸水の利用には砂こし器が不可欠です。

もしそのままの状態でエコキュートに用いた場合、目詰まりや内部機構故障など深刻なダメージの原因になる可能性が高いといえるでしょう。

家庭用浅井戸ポンプ

井戸水のエコキュート利用には水質以外にも重要なハードルがあり、その代表格が「水圧」の問題です。

井戸水は地下水を汲み上げるものと繰り返し述べてきたように、かつては釣瓶や手押しポンプで地下深くから取水する必要がありました。

現代の井戸ではほぼ電動のポンプで汲み上げられていますが、エコキュートでそのまま用いるためには水圧不足であると考えて差し支えないでしょう。

そのため水圧を安定させる家庭用浅井戸ポンプを設置することが求められ、さらにはより安定的かつ充分な水圧を確保できるインバーターポンプが推奨されています。

もともとエコキュートの機構上、水道水を使ったとしても水圧が不足する傾向を指摘されており、デメリットの一つと捉えられることがあります。

井戸水の使用ではその点がより際立つことから、使用に堪える水圧の担保には配慮が必要です。

エコキュートのなかには高水圧タイプの機種もあるため、あわせて検討するとよいでしょう。

止水栓

止水栓は読んで字のごとく、水を止めることを目的に設置される栓のことです。
エコキュートに使用する井戸水の経路では、特に砂こし器の手前と家庭用浅井戸ポンプの次2箇所に設けるのが一般的です。

つまり、井戸水の汲み上げ→止水栓1→砂こし器→家庭用浅井戸ポンプ→止水栓2の順で設置されるもので、非常時に迅速に水を止められるよう万全を期すものです。

それというのも井戸水の水質は不安定で、不純物の混入なども頻繁に起こる可能性が高いため即座に流入経路を遮断することがエコキュートの故障防止につながるからです。

精製された水道水は根本的に異なることを念頭に入れ、自身でも常日頃のメンテナンスが必要であることを理解しておきましょう。

井戸水対応型のエコキュートがある?

基本的に井戸水の使用は禁止されているエコキュートですが、なかには地下水・井戸水に対応する機種も登場しています。

通常のルートとは異なる設置法であったり、やはり水質検査をクリアする必要があったりと一定の条件が課せられていますが、メーカーに問い合わせて確認することが重要です。

まとめ

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

この記事では井戸水に対応するエコキュートについて、なぜ地下水に問題があるのか、それらを解消するには具体的にどのような方法があるのかを解説しました。

井戸水は現代でも現役で使われていることが少なくなく、豊富な水資源を持つ日本の国土ならではの文化もいえるでしょう。

エコキュートの自然環境保全という命題と併せて、積極利用が求められるジャンルの一つといっても過言ではありません。

大阪に本社を置く「sky-ecoキュート」は、エコキュート・給湯器交換専門のエキスパート店です。

全国で25,000件以上の施工実績を持つエキスパートであり、お急ぎの翌日スピード工事や日曜日・祝日の施工も承っております。

安心・安全・確実な施工でたいへん好評をいただいており、お客様満足度は98%を記録しています。

メールでの無料お見積もりやLINEでの最短お見積りにも対応しておりますので、エコキュート関連での施工についてご検討中のことがございましたら、お気軽にお問い合せくださいませ。

tel:0120-946-916
  • メールで無料お見積り

関連記事

おかげさまで施工実績
25,000件突破!

関西、関東、九州・沖縄、中部、中国、四国、東北・北海道各都道府県対応!

関西地域密着

関西地域の施工センター
  • 大阪施工センター(大阪府大阪市北区)
  • 高槻施工センター(大阪府高槻市)
  • 大東施工センター(大阪府大東市)
  • 堺施工センター(大阪府堺市中区)
  • 茨木市施工センター(大阪府茨木市)
  • 摂津施工センター(大阪府摂津市)
  • 松原施工センター(大阪府松原市)
  • 神戸施工センター(兵庫県神戸市中央区)
  • 加古川施工センター(兵庫県加古郡)
  • 兵庫中部施工センター(兵庫県多可郡)
  • 高砂施工センター(兵庫県高砂市)
  • 京都施工センター(京都府京都市右京区)
  • 福知山施工センター(京都府福知山市)
  • 奈良施工センター(奈良県北葛城郡)
  • 和歌山施工センター(和歌山県和歌山市)
  • 紀の川施工センター(和歌山県紀の川市)
  • 滋賀施工センター(滋賀県大津市)
  • 三重施工センター(三重県津市)

関東地域密着

関東地域の施工センター
  • 東京施工センター(東京都千代田区)
  • 東京北施工センター(東京都足立区)
  • 八王子施工センター(東京都八王子市)
  • あきる野施工センター(東京都あきる野市)
  • 埼玉施工センター(埼玉県川越市)
  • 埼玉南施工センター(埼玉県八潮市)
  • さいたま施工センター(埼玉県さいたま市)
  • 戸田施工センター(埼玉県戸田市)
  • 横浜施工センター(神奈川県横浜市瀬谷区)
  • 神奈川施工センター(神奈川県大和市)
  • 千葉市施工センター(千葉県千葉市若葉区)
  • 千葉施工センター(千葉県千葉市稲毛区)
  • 船橋施工センター(千葉県船橋市)
  • 栃木施工センター(栃木県宇都宮市)
  • 茨城施工センター(茨城県稲敷郡)
  • 群馬施工センター(群馬県高崎市)
  • 伊勢崎施工センター(群馬県伊勢崎市)
  • 前橋施工センター(群馬県前橋市)
  • 山梨施工センター(山梨県中央市)

九州・沖縄地域密着

九州・沖縄地域の施工センター
  • 福岡施工センター(福岡市博多区)
  • 北九州施工センター(福岡県北九州市)
  • 大野城施工センター(福岡県大野城市)
  • 粕屋町施工センター(福岡県粕屋町)
  • 熊本施工センター(熊本県熊本市)
  • 大分県施工センター(大分県大分市)
  • 宮埼施工センター(宮崎県えびの市榎田)
  • 鹿児島施工センター(鹿児島県鹿児島市)
  • 沖縄施工センター(沖縄県那覇市楚辺)

中部地域密着

中部地域の施工センター
  • 名古屋施工センター(愛知県名古屋市中村区)
  • 愛知施工センター(愛知県あま市)
  • 岐阜施工センター(岐阜県羽島市)
  • 静岡施工センター(静岡県浜松市)
  • 富士施工センター(静岡県富士市)
  • 長野施工センター(長野県長野市)
  • 新潟施工センター(新潟県新潟市)
  • 富山施工センター(富山県富山市)
  • 石川施工センター(石川県野々市市)
  • 金沢施工センター(石川県金沢市)
  • 福井施工センター(福井県福井市)

中国地域密着

中国地域の施工センター
  • 鳥取施工センター(鳥取県鳥取市)
  • 松江市施工センター(島根県松江市)
  • 岡山施工センター(岡山県岡山市)
  • 津山施工センター(岡山県津山市)
  • 倉敷施工センター(岡山県倉敷市)
  • 岡山市施工センター(岡山県岡山市中区)
  • 岡山東施工センター(岡山県美作市)
  • 広島施工センター(広島県広島市西区)
  • 山口施工センター(山口県山口市)

四国地域密着

四国地域の施工センター
  • 香川施工センター(香川県高松市)
  • 愛媛施工センター(愛媛県松山市)
  • 高知施工センター(高知県高知市)

東北・北海道地域密着

東北・北海道地域の施工センター
  • 青森施工センター(青森県八戸市沼館)
  • 十和田施工センター(青森県十和田市)
  • 岩手施工センター(岩手県盛岡市川目町)
  • 宮城施工センター(宮城県仙台市若林区)
  • 名取施工センター(宮城県名取市)
  • 秋田施工センター(秋田県秋田市寺内)
  • 福島施工センター(福島県郡山市鳴神)
  • 北海道施工センター(北海道札幌市白石区)

給湯器工事スペシャリスト
にお任せ下さい!

関西、関東、九州・沖縄、中部、中国、四国、東北・北海道でのエコキュート工事はお任せ下さい!
sky-ecoキュートはエコキュート・給湯器交換専門の
エキスパート店です!
日曜・祝日にも対応!
急ぎの翌日スピード工事もお任せ下さい。
たくさんのエコキュート工事の
実例をご紹介しています。

0120-946-916
  • メールで無料お見積り
  • LINEで無料お見積り

エコキュートお役立ち情報

エコキュートとは?
ガス給湯器との違いや導入のメリットは?
エコキュート、給湯器についてのお役立ち情報を更新中!

Instagram

工事の様子がまるわかり!sky-ecoキュート公式アカウントで日々の施工実績も更新中!

携帯からも無料相談 0120-946-916